2010-01-01から1年間の記事一覧

こぎん刺し

最近とてもやってみたいと思っているもの。テレビの趣味講座でもやってた。もともとは津軽の伝統工芸。目の粗い粗末な衣服しか着用できなかった農民たちの生活の知恵。粗い目をふさぐように刺す。パターンの名前も生活に関連していて興味深い。たとえば「ベ…

f植物園の巣穴(梨木香歩)

四日かかってようやく読み終えた。結末はそれなりに収まってすっきりしたが、主人公の過去のトラウマを夢の中でたどり、やがて再生していくという筋立て。不思議な現象が次々とあらわれるので、理解するのに苦労した。歳のせいか、だんだんこういう深層心理…

お祝い

今朝もよい朝だ。なんとニックの誕生日なので、お祝いにプーチコの愛らしいお姿を贈ります。カーペットでくつろいだり、鉄の猫たちと朝の日差しを満喫したり、そして可愛いのが、このおみ足。 [%7C%7C%7C]

ブルーウィロー

今朝のテレビ小説で「連理の枝」というのを聞いた。「天に在りては比翼の鳥、地に在りては連理の枝とならん」とは白居易の「長恨歌」の一節。思い出したのがこのカップと皿。ブルーウィローと呼ばれるこのパターンには悲しいお話が隠されている。橋を渡る三…

猫の水につかるカエル(川崎徹)

著者はもとCMディレクター。興味深いタイトル。第一話「傘と長靴」。主人公は公園の猫の餌やりおじさんとして、野良猫たちの生死を見送る。ひとくせあるホームレスのえのもとさんとも交流がある。勤勉な勤め人だった父。雨の日に傘と長靴をもって駅に迎えに…

世界一の美女になるダイエット

これは体操クラブの先生、一押し。今更だけど「みなで世界一の美女に!」を合い言葉に回覧させてもらっている。流し読みするつもりが、結局メモをとりながら読了した。著者はミスユニバースジャパンの栄養コンサルタント。例のくららさんとか、理世さんとか…

シェリー 其の一

今日のアンティークはシェリー(イギリス)のカップ&ソーサー。裏にShelley, Englandのプリント印。Heatherというパターンらしい。小川に石造り(らしい)橋がかかり、あたりには花が咲き乱れ、小舟も見える。カップの中にも反対側にも絵付けがしてあって綺…

ウッドボックス

今日のアンティークは古い木の箱。F.F,AdamsTobacco Co. Peerless smoking tobacco. not made by a trustなどと書いてある。たばこを入れていたのね。最後に行った3rd Sunday Marketで購入。 今朝はよい天気、猫がもたれて気持ち良さそうにひなたぼっこ。箱…

風が強く吹いている(三浦しをん)

箱根駅伝を目指す寛政大陸上部。10人の部員はほとんどが素人。卓越した指導力で寄せ集め集団を箱根に導く清瀬灰二、才能に恵まれた孤高のランナー蔵原走(カケル)。だんだん物語に引き込まれ、終盤の駅伝シーンは実況放送を見ているようだった。さわやかで…

独楽吟(橘曙覧)

橘曙覧はクリントン大統領が天皇両陛下訪米の折、歓迎のスピーチの中で「たのしみは朝おきいでて昨日まで無かりし花の咲ける見るとき」という歌を引用して、更なる日米関係の改善をのぞむとしたことで知られる。橘曙覧は江戸時代後期の歌人。越前の国。28…

55Steps

暖かい日。Aさんと劇団四季の55Stepsを鑑賞してきた。金山の中京大学文化会館プルミエホール。席も前の方で臨場感満点。2時間半があっという間だった。躍動感あふれるダンスと発声のしっかりした歌はさすが。女性も腹筋が割れるのね! プーチコは今日も留…

猫のTea Pot

この二猫、なんだかカップルのようでしょう。右の雄が先に来て、1年ほどして左の雌猫を見つけた。本当はもう一匹、シアトルのショーウインドーでも見かけた。高さは13㎝ほど。頭がふた、右手で注ぐ。しかし実用には適さず。中国製らしい。

漢詩の講義(石川忠久)

昨日は大阪まで石川忠久氏の「李白の知られざる生涯」についての講義を聞きに出かけた。この本の内容に添った「白帝城」の新解釈など、洒脱な語りであった。詩中の「猿声」の猿はmonkeyではなく、gibbon(手長猿)だそうだ。氏の訓読は独特の調子があり、耳…

雪の日

今朝カーテンを開けてびっくり!雪が舞っている。知多半島で雪を見たのは帰国して初めてのように思う。作詩研修会があるので、出かけなければならぬが、ぬくぬくとガスストーブの温風がほどよくあたるダイニングチェアに居座っている愛猫の姿に後ろ髪を引か…

フェントン

これはフェントンのムーンストーン。小ぶりの砂糖入れとクリーマー。hobnail,中でもmoonstoneと呼ばれるこの優しいパターンに魅せられたきっかけがこのセット。なんでも大きいアメリカにしては、可愛らしいサイズ。高さも5センチに満たない。フェントン社の…

おそろし三島屋変調百物語事始(宮部みゆき)

いやー、「おそろし」面白かった。息もつかせず読ませる。さすが宮部みゆき、稀代のエンターテイナーですな。 自身も心に鬱憤をかかえる娘・おちかは、叔父の命で怪異を語る人々の話を聞きとることになる。自分の心の奥を見つめ直し、他者の痛みを理解し、お…

ムーンストーン

ランチにご近所の「猫友」を招待した。メニューはチーズフォンヂュ。デザートはココア入りおからケーキとザクロの紅茶など。アンカーホッキング社/ムーンストーンのカップ&ソーサーと中皿に盛ってみた。 カップ&ソーサーは昨年夏、1週間に及んだAntique…

佐保姫伝説(阿刀田高)

この人の著書は、好きでよく読む。日常のちょっとした怖さを描いて軽妙。でもなんだか好みの女性像があるように思う。「佐保姫」とは妙なる響きと思ったが、春の女神だそうだ。 他に「初詣」「紅の恐怖」「大きな夢」「ちょっと変身」「象は鼻が長い」「恨ま…

かもめー食堂ーかたつむり

「かもめ食堂」(群ようこ)と「食堂かたつむり」(小川糸)を続けて読んだ。「かもめ食堂」は想像通りの展開。フィンランドで「こども」と侮られながらも着実に当地の人々の心をつかんでいく主人公の女性に好感が持てる。武道で鍛えた大和魂すら感じる。ま…

オールドパイレックスのレフ

今朝は詩吟の講習会だったが、午後から先日近くの産直で買った金柑を煮た。種をとるのが少々面倒だったが、思いの外短時間でできた。蜂蜜多め、砂糖少し、焼酎もいれて煮ていたが、甘すぎて途中でレモン果汁も足した。友人のAさんの作る金柑煮には到底及ばな…

猫へのプレゼント(カラー)

これは愛猫のための新しいカラー。プーチコは気難しいが、カラーは嫌がらない。鈴は必須。娘たちは愛猫が奏でるこの鈴の音を「幸せの鈴の音」と呼んでいる。生地は今回はあたたかいフリースで、白地に金ふちのリボンで飾った。フリースは娘其の二の為に作っ…

有頂天家族(森見登美彦)

昨夜ようやく「有頂天家族」を読み終えた。狸と天狗と人間とが入り乱れて、京都の町をうごめく。一番のくせものはやはり人間。しかし人間の中にも狸的、天狗的なものがある。主人公の狸の父親が狸鍋になってしまったという設定にどうも気持ちがひっかかって…

Fire Kingのカップ&ソーサー

今日は友人のKさんと我が家でランチ。あり合わせのメニューはナメタケのパスタ、ハムと玉ねぎのマリネ、なぜかもやしの中華風スープ。 食後のお茶はこのファイヤーキングのカップだった。これは Jane Rayというパターン。ある本にはJane Ray はコレクターの…

フェルトのピンクッション

いつだったかハロウィンの衣装に使ったフェルトの端切れがいっぱい。そのまま捨てるにしのびず、ペットボトルのふたを底に使ったピンクッションをたくさん作ってみた。同じく余った刺繍糸も少し消費できたし、ちょっとしたエコ気分。もっともっとたくさんあ…

50周年記念吟詠大会

大学の吟詩部が創立50周年大会を催した。平成20年のことだ。そのDVDを見終わった。 私は第19代、今や平成生まれの子供たちが詩吟をしているとは不思議な気がする。学生の吟は高くて速くて(どこで息をするのだろう?)驚いた。しかし、自分もああやっ…

フェントンの猫たち

今日はfenton社の手描きの猫たちを撮影した。Fenton社がUSAの著名なグラスメーカー。社のデザイナーが一つ一つガラスの猫に手描きする。底にはデザイナーのサインがある。 中央の少し大きい子は、Peruで自分で買った。たしかR先生夫妻とSandwichのAntique M…

プリンセス・トヨトミ(万城目学)

前から狙っていた「プリンセス・トヨトミ」。図書館の予約がやっとまわって来たので、一気に読んだ。やっぱり面白いし、読後感がさわやか。救いがあるというか、浮き世も棄てたものでなし、というか。 この人の小説は「鴨川ホルモー」にしても「鹿男」にして…

日だまりと猫

今日も朝から日が差し込んで窓際は暖かい。ぷーちこは早速ひなたぼっこ。これを紅茶を飲みながらながめるのが、晴れた朝の楽しみ。 毎週日曜夜の「ダーウィンが来た」は、ぷーちこもお気に入り。鳥の映像が多いから。ちゅうひ(鷹の一種)の狩りを鑑賞するぷ…

やさしいため息(青山七恵)

主人公は二十代独身女性。親しい友人も恋人もなく、変わり映えのしない日常。ある日弟の風太が4年ぶりにもどってきて居候する。風太は巧みに家事をこなし、帰宅した姉に一日何をし、誰としゃべったかをたずね、メモをとる。 とらえどころがないようで、なん…

オールドノリタケ その3

2005年に渡米、其の秋ダウンタウンのアンティ−クモールで初めて購入した思い出の品。 淡い色調と優しい模様が気に入った。2009年に帰国するまでにはもう一組似たような雰囲気のセットが欲しいと思ったがついに出会わなかった。まさに一期一会。 以来…