詩吟

秋月記(葉室麟)

江戸後期、筑前の小藩・秋月藩。いつも本藩・福岡藩の脅威にさらされている。間小四郎(余楽斎)は仲間と藩の存亡をかけた戦いにいどむ。伏し影と呼ばれる忍び、剣豪顔負けの殺陣シーン、決闘、驕る悪家老じつは忠臣、天災。時代劇の要素が詰っている。小四…

漢詩の講義(石川忠久)

昨日は大阪まで石川忠久氏の「李白の知られざる生涯」についての講義を聞きに出かけた。この本の内容に添った「白帝城」の新解釈など、洒脱な語りであった。詩中の「猿声」の猿はmonkeyではなく、gibbon(手長猿)だそうだ。氏の訓読は独特の調子があり、耳…

50周年記念吟詠大会

大学の吟詩部が創立50周年大会を催した。平成20年のことだ。そのDVDを見終わった。 私は第19代、今や平成生まれの子供たちが詩吟をしているとは不思議な気がする。学生の吟は高くて速くて(どこで息をするのだろう?)驚いた。しかし、自分もああやっ…