イヌ・ネコ・ネズミ(戸川幸夫)

彼らはヒトとどう暮らしてきたか?が副題。イヌ、ネコ、ネズミは最もヒトと身近なほ乳類だが、彼らがヒトの近くで暮らすようになった訳は様々。イヌとヒトは信頼と友愛によって義務を遂行し、助け合うが、ネコは自分に都合がよいからヒトに近づき、ペットとなっても自分の生活形態は変えない。これは「共生」にあたるという。納得。著者はイリオモテヤマネコの発見者として著名だが、どうも犬派らしい。微細な猫鍋(本当に食べる!)やネズミの調理法など、不快な記述もあり。

図書館にあった大活字本で読んだが、教科書並みのサイズで眼鏡いらず。