悼む人(天童荒太)

悼むために全国を行脚し、見ず知らずの人の終焉の地で祈りを捧げる主人公・静人。「悼む」という行為は私には理解しにくいが、静人の母・巡子の闘病、そして死を迎える姿に圧倒された。
表紙の写真は彫刻他舟越桂氏の「スフィンクスの話」という。著者自らの撮影。

悼む人

悼む人