火群のごとく(あさのあつこ)

火群のごとく

火群のごとく

弥勒の月」「夜叉桜」につづく著者三作目?の時代小説。元服前の14才の少年剣士が主人公。たまに使われる耳慣れない漢語がひっかかるが、暗殺者は誰か?藩の重役連の虚々実々など、面白く読ませる。藤沢周平の「暗殺の年輪」に着想のヒントがあるのではないだろうか。