待ってる(あさのあつこ)

待ってる 橘屋草子

待ってる 橘屋草子

日銭暮らしの江戸、長屋の人々。稼ぎ手が病になれば、あっという間に一家は食うに困ることになる。少女おふくも料理茶屋「橘屋」に奉公にだされた。仲居頭のお多代から厳しく容赦なく叱責されるが、素直で利口なおふくは苦難を乗り越えてたくましく育っていく。お多代の侠気が魅力的。