最近読んだ本

とりつくしま (単行本)

とりつくしま (単行本)

重たい本に倦んで行間のすっきりした中編を読んでいるこの頃。
この世とあの世の中間で「とりつくしま係」に会った様々な人々の話がオムニバス風に続く。亡くなった人は一度だけこの世の無生物に「とりつく」ことができるという設定。
馬琴の嫁

馬琴の嫁

群ようこの力の抜けた感じが好きで、時々読む。滝沢馬琴の息子の嫁となったみちの話。高名な戯作者の家に嫁いだものの、みちの半生は順風満帆とは言いがたい。しかしみちはずば抜けてはいないが、ほどほどの才覚と器量と真の強さ、人としての公正さを持っており好ましい。
切羽へ

切羽へ

切羽とは炭坑の採掘した最先端をいうらしい。転じてそれ以上は先へ進めない場所。主人公は島で画家の夫と暮らす30代の養護教諭。ある年、勤務する学校に一人の若い音楽教諭が赴任してくる。

静人日記

静人日記

静人日記

ようやく予約の順番がまわってきた「静人日記」(天童荒太)を読了。前作「悼む人」の時は、主人公の人物像が曖昧模糊としていて、静人の人物像が浮かんでこなかった。これを読んで少しわかりやすく感じられた。前作と対照して読んでみたかった。

ハーダンガー余り布

ハーダンガーはやり始めると楽しい。テーブルセンターの余勢をかってコースターができた。ヘーゼルアトラス(Hazel Atlas)?のチャイルドカップを載せて。柄はデイビー・クロケット(Davy Crocket)。

久しぶりにプーチコの日常もアップしましょ。

ここは目下のお気に入りの場所。

これはお気に入りの玩具・ピンクちゃんだけど、今は興味なし。

これもってママは詩吟に出かける。

Sweet Auntとねずみ石

なにげなく手にした二冊、「Sweet Aunt」は15歳の少女、「ねずみ石」は13歳の少年が主人公。ジュニア小説なんだろう。SWEETの方は少女漫画を読んでいるようだった。ねずみのほうはミステリー仕立て。けっこう楽しめた。

sweet aunt

sweet aunt

ねずみ石

ねずみ石

まほろ駅前多田便利軒

まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)

まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)

三浦しをん、二作目。主人公は過去の結婚?に鬱積をもつ中年男性二人。とはいえこれもなかなかさわやかで読みやすかった。東京都内まほろ市で、便利やを開業する多田。思いがけず高校時代の同級生、行天と同居することになる。行天は当時は成績はよかったものの人と交わらず変人として知られていた。でこぼこコンビの二人が便利やへの依頼から起きるちょっとした出来事に対処していく中で、過去のトラウマから脱却できそうな気配を残して終わった。

ハーダンガー

ようやくハーダンガーのテーブルセンターが完成した。何ヶ月かかったのか思いだせない。今年になって始めたから4ヶ月くらいか?ふちのレース部分が苦労わりに見栄えが悪い。刺し終わって周りを切り離してみると思いの外、小さくてちょっとがっかり。しかしハーダンガーはいったん刺し始めると繰り返しのステッチなので、気軽に楽しめる。次はドイリーでも刺してみよう。
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